フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』に魅せられて

ヨハネス・フェルメールは、17世紀の中盤に活躍したネーデルラント連邦共和国(現在のベルギーやオランダ)の画家で、日本でも大人気。

現存する作品はわずか30数点と少なめながら、とくに「真珠の耳飾りの少女」は、映画の題材にもなるほど有名な作品。

「真珠の耳飾りの少女」は、「青いターバンの少女」という別名を持ち、この色鮮やかな青い色は、「フェルメールブルー」と呼ばれているカラーです。

フェルメールの作品にたびたび登場する目の覚めるような美しいブルーですね。この青はラピスラズリ由来のカラーで、当時は大変貴重なもの。

フェルメールはこの絵の具を買うため生涯貧乏で、最後は破産したという説話が残っています。

「青いターバンの少女」は、普段はオランダにあるマウリッツハイス美術館にあるのですが、日本の美術館展に貸し出されていたこともあり、あまりの美しさに絶句し、3度ほど順路を逆走して彼女のもとに戻った記憶があります。

この作品は、ほのかにピンクに色づいたつややかな唇と、優しく鈍く光る真珠の耳飾り。

微笑んでいるかのような口元は、今にも何かを語りかけてくれそうです。やはり、この作品は、「北のモナ・リザ」や「オランダのモナ・リザ」と呼ばれているようです。

レオナルドダヴィンチのモナ・リザは神秘的で近寄りがたく、フェルメールの真珠の首飾りの少女は、親しみやすく可愛らしい印象です。

けれども「真珠の首飾りの少女」のモデルはフェルメールの娘ではないかという説がある一方、グイド・レーニの作品、「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」へのオマージュであるという説もあります。

ベアトリーチェ・チェンチといえば、彼女に性的な虐待をしていた実父を殺害した罪で斬首された悲劇の美少女。

現在ならば情状酌量の余地が十分ありそうです。

ベアトリーチェ・チェンチの肖像」の方はどこか悲しげで物憂げな表情を浮かべており、屈託のない微笑みを称えた「真珠の首飾りの少女」とはおそらく別人であるような気がします。

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